王道から新感覚まで!岡山のこだわり無添加甘酒
栄養価の高さから「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒。体にやさしく、バテがちな夏の栄養補給にも最適です。岡山県内の酒蔵やお味噌屋さん等が手がける、砂糖やアルコールを使わない無添加のこだわり甘酒をご紹介します。全国にファンがいる王道甘酒から、今風の新感覚甘酒まで、個性豊かです。
- ライター
- こばん(小林美希)
- 掲載日
- 2025年7月28日
目次

丸本酒造の「甘酒」・「白麹甘酒 米PICO」(浅口市)
王道・新感覚、両方の甘酒が手に入るのが、浅口市鴨方町にある1867年(慶応3年)創業の丸本酒造。
酒米の自社栽培にも取り組んでおり、オーガニック日本酒など、人や環境への配慮を大切にする酒蔵です。
暮らしに発酵を取り入れることで「より良い人間らしい生き方を目指す」をコンセプトとするブランド「発酵生活研究所」では、麹や甘酒、酒粕ペーストなどを展開。
甘酒商品は「甘酒」・「白麹甘酒 米PICO」・「有機甘酒」の3種があります。
磯千鳥酒造の「酒屋が造った甘酒」(里庄町)
里庄町にある1751年(宝暦元年)創業の造り酒屋・磯千鳥酒造。
テレビ番組でも紹介され、甘酒探究家に「全国3本の指に入る美味しさ」というお墨付きをもらったのが「酒屋が造った甘酒」です。
2016年以降の甘酒ブームよりも前に開発されたこちらの商品。無添加にこだわったため、担当の保健所で前例がなく二人三脚での開発となり、試行錯誤を繰り返し完成まで1年以上かかったそうです。
かなり粒々感があり、甘くコクがある味わいです。また、深いお米の香りを感じます。180gと小瓶で、保存しやすいのもいいと思いました。酒蔵やオンラインショップ等で購入できます。
【磯千鳥酒造】
所在地:岡山県浅口郡里庄町新庄306
TEL:0865-64-3456
営業時間:9:00~18:00
※土・日曜日、祝日は事前予約制
駐車場:あり
公式サイト・オンラインショップはこちら
辻本店の「御前酒のあまざけ」(真庭市)
「御前酒」でおなじみ、真庭市勝山にある江戸時代後期1804年創業の辻本店は、100年以上の歴史を持つ、すべての日本酒を「雄町米」で造る全国で唯一の酒蔵です。
蔵元直営店「NISHIKURA」には雄町米について学べる展示も充実しており、おすすめです。
多胡本家酒造場の「ノンアルコール糀ドリンク」(津山市)
津山市楢にある江戸寛文年間(1661年~1673年)創業の多胡本家酒造場。
津山地域特産の素材を活かしたリキュールや焼酎も製造しています。おしゃれなラベルが目を引く「ノンアルコール糀ドリンク」は、甘酒が苦手な人にも楽しんでほしいという想いが込められています。
名刀味噌本舗の「糀ネクター」(瀬戸内市)
瀬戸内市長船町にある昭和29年(1954年)創業のお味噌屋さん。
昔ながらの発酵の技術を大切に、味噌や乾燥こうじ、甘酒も作っています。
希釈タイプの白米・玄米・黒米を使った甘酒のほか、ユニークなのが、今回ピックアップして紹介する「糀ネクター」です。
宮下酒造の「シュワッと泡甘酒」(岡山市)
宮下酒造は大正4年(1915年)に玉野市で創業後、酒造りに適したよい水を求め、昭和42年(1967年)岡山市に全面移転。日本酒、焼酎、地ビール、リキュール、ウイスキー、ジン、ウォッカなど幅広い酒類を自社で製造・販売しています。
ノンアルコール飲料も手掛けており、「シュワッと泡甘酒」は、炭酸入りの現代風甘酒です。甘酒の自然な甘さがシュワシュワと弾け、のど越し抜群の不思議なドリンクでクセになりそう。
倉敷美観地区でも発見!きび美ミュージアムの甘酒(倉敷市)
きび美ミュージアムの休憩室で、土・日曜日、祝日に限り、300円でふるまわれている甘酒。夏や冷やして、冬はホットで提供されているとのこと。
イベントで提供したのが好評だったことから、ふらっと立ち寄って休憩を楽しんでほしいという想いで、続けてふるまわれています。
総社のまるみ麹本店の糀を使って手作りされており、まろやかで自然な甘みにほっと一息。倉敷美観地区の散策途中にいかがでしょうか。
【きび美ミュージアム】
所在地:岡山県倉敷市中央1-4-22「くらしき宵待ち GARDEN」内
TEL:086-425-8080
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
休館日:月・火曜日(祝日の場合は振替)
※甘酒の提供は土・日曜日、祝日限定
公式サイトはこちら
紹介したお店の場所(地図)
- 丸本酒造
- 磯千鳥酒造
- NISHIKURA
- 多胡本家酒造場
- 名刀味噌本舗
- 酒工房 独歩館
- きび美ミュージアム
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