くだもの王国・岡山の次世代を担う『紫苑』は、気品あふれる冬の宝石

大粒で甘みが強くジューシー。ぶどうの名産地・岡山が誇る新勢力

知名度も人気も高い「マスカット・オブ・アレキサンドリア」や「ピオーネ」などのぶどうの中で、新勢力として、注目を集めているのが初冬に旬を迎える珍しい品種の冬ぶどう「紫苑」です。

平成14(2002)年頃から作られ始め、現在は岡山市北区一宮・津高地区を中心に栽培されています。気品あふれるワインレッドの実は、肉質がやわらかで、みずみずしくジューシー。甘みと酸味のバランスがよいこと、大粒で種がなく食べやすいことなど、そのクオリティの高さから、岡山を代表する冬の贈答品としても話題となっています。

手間ひまがかかる作業の連続。最適な環境作りと情熱が作り出す 珠玉のおいしさ

岡山の次世代フルーツとして呼び声が高い「紫苑」は、栽培が難しいぶどうの中でも、特に手間がかかると言われています。
そんな紫苑を盛んに栽培する分区長に任命され、手塩にかけて育てているのが農家・市川昭治さん。作物に最適な自家製の堆肥を作るなど、土づくりからこだわり、紫苑のおいしさを追求しています。
「朝晩の寒暖差が激しくなる冬の時期だからこそ、徹底した温度管理が重要。氷点下にならないようストーブをたいたり、ビニールを二重にしたり、湿気の調整をしたり、ぶどうに最適な環境になるよう常に気を配っています」と市川さん。
一房ずつできあがりを想像して手作業で粒を間引く工程も、根気が必要な気の遠くなる作業ですが、「食べたお客様に喜んでもらいたい」という一途な想いが市川さんを動かしています。

冬限定の美味が贈答品の新定番に

大粒で糖度が高く、皮離れがよい「紫苑」。常温で保存し、食べる約30分前に冷蔵庫で冷やしていただくのが一番おいしいと言われています。そんなジューシーで食べごたえのある肉厚な実と、日本人が好む爽快な甘みは、瞬く間に人気が高まり、今や各地から注文が相次ぐほどに。ただし、希少な品種のため、販売期間が短く、すぐに完売することもしばしばです。

岡山県温室園芸共同組合 市川 昭治さん
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