「おかやま旭川遊覧クルーズ」と素敵なCafe 岡山城・岡山後楽園を見ながら優雅に遊ぶ!

昨年の社会実験ののち、今年4月から岡山城と岡山後楽園の間を流れる旭川で定期運行されている「おかやま旭川遊覧クルーズ」。運航以来とても好評ということで、我ら岡山戦国武将隊も船旅を楽しんでまいった。乗船したのは宇喜多秀家、その妻・豪姫、宇喜多家家臣・戸川秀安。この時の様子や乗船場近くのお勧めのスポットなどもご紹介してまいろう。
掲載日:2023年07月10日
  • ライター:岡山戦国武将隊
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2023年6月チケット売り場・カフェスタンドも 石山公園にオープン!

岡山城の西側、旭川沿いに緑の木々がこんもり茂る石山公園がある。公園の旭川沿いの遊歩道脇におかやま旭川遊覧クルーズのチケット売り場がこの6月に新たにオープンしたんじゃ。まずここで乗船券の購入じゃ。朝10時から夕方17時まで1時間おきに8便運行されておるので、次の便にすぐ乗るもよし、先の便に予約もできるのでご自分の旅のスケジュールに合わせて自由に選べる。WEB予約もできるので、前もって予約しておくとよろしかろう。とても便利じゃ。
ここでは飲み物や岡山名物のお弁当、これからの季節にピッタリのかき氷などを提供するカフェスタンドも併設されておるんじゃ。船の待ち時間などにもご利用されるとよろしかろう。

さあ、いよいよ乗船じゃ!

いざ!出航‼

チケット売場のすぐ前の土手下に乗船場がある。ここからクルーズの始まりじゃ。
出船するとまず、岡山城天守の方へ川を下ってゆく。
コースは最初下流方面へ向かい、月見橋を潜り抜け、岡山城天守のすぐ下を通り、さらに川を下り相生橋下でUターン。今度は岡山後楽園側をさかのぼってゆく。しばし桃ボートと並走し再度月見橋をくぐった後は乗船場をすぎてさらに川を上り鶴見橋でUターンして乗船場に戻ってくるという約30分間の船旅じゃ。

川面から見上げる天守の姿は格別じゃ。

月見橋をくぐり抜けて天守の下まで船が近づいてゆく。水面間近から見上げる天守は格別の美しさじゃ。この遊覧船ならではの景色じゃな。このあたりから、岡山の中心市街地とは思えぬ緑豊かな自然の中を船はゆったりと進んでゆく。耳をすませば美しい鳥の鳴き声まで聞こえてくる。とても癒されるひと時じゃ。
そして、船内には音声アナウンスが要所で流れ、岡山城や岡山後楽園の歴史などが解説されておるので見どころなど知ることも出来る。
船に先に乗ってから、両地を訪れてみるのも良いやもしれぬな。

とってもレアなアングル!天守東面

さらに船は川を下ってかいき、天守東面の正面の見える位置にやって来る。ここからの天守の姿はお城マニアにとっては必須のカメラアングルなんじゃ。
岡山城天守は建物の一階平面が長方形(正確には不等辺五角形)のため、本丸広場や先ほど船で通過した北面から見る天守は横幅が広くどっしりと、とても安定した姿をしておるが、ここ東面から見ると、同じ天守なのか?と見間違えるほどひょろっと細長いスマートな姿をしておるんじゃ。
このアングルで地上から撮ろうとすると後楽園のいちばん端まで長い距離を歩いていかねばならぬが、船に乗れば必然的にベストアングルポジションに連れて行ってもらえるんじゃな。
そして船はさらに下り、橋が見えてくる。この相生橋辺りでUターンして今度は川を遡ってゆく。このあたりから見える景色は、東側には旭川の堤防沿いに桜の木々がみえる。4月の桜カーニバルの頃の船上から見る桜は、さぞかし圧巻で見事なものでござろう。
西の岡山城側には、川沿いにかつて立ち並んでいた櫓の跡に残る石垣を望むことができる。

築城当時、日本一の高さと言われた本丸石垣もその向こうに望むことができ、更にその向こう側には、金烏城と言われた天守も望むことができ、かつての岡山城の威様を想像するにはうってつけの場所じゃ。
相生橋をUターンすると、後楽園沿いに同じコースを遡って行く。途中また桃ボートの間をぬいながら今度は、乗船場を過ぎ鶴見橋まで船は進んで行く。鶴見橋は、後楽園正門前にかかる橋で、昭和5年完成の歴史ある橋じゃ。上を歩いてもそうなんじゃが、欄干や擬宝珠、春日灯籠など、とても和の雰囲気のする橋で、橋の下から見るとアーチ型の橋桁が連なる姿はこの遊覧クルーズならではの景色じゃ。
そして船着き場に戻り約30分の船旅は、これで終いとあいなった。
やはり、川面から見上げるお城の姿はとても綺麗じゃった。
岡山城天守閣と岡山後楽園の入場券と乗船券のお得な共通割引チケットもあるので、ぜひみなみなもこの旭川遊覧クルーズを岡山観光の際には一緒にご堪能くだされ。

特別な素敵な景色を堪能したあとは ゆったり時の流れる素敵な空間で

乗船場から旭川土手に登ると石山公園の緑の向こうに素敵なテラスのあるカフェが見えてまいります。
ここからは宇喜多秀家公が妻。豪がご案内いたしまする。

こちらはCCCSCD(シーシーシーエスシーディー)という素敵な喫茶でございます。デザイン事務所である(株)CIFAKA(シファカ)殿が手掛けるおしゃれな喫茶であり、カフェ・デザインストア・アートギャラリーが集った広間です。
特に石山公園に面したテラス席は旭川や岡山城天守を望めて、たいそう姫君たちに人気の場所となっております。
今回豪がカフェで選び申したのは、ランチプレートとNYチーズケーキとオリジナルブレンドコーヒーのセット。

実は…そなたたちに内緒で以前にもお邪魔したことがあったのじゃが、その時はスモークサーモンのフォカッチャサンドを頂いたが、どれも甲乙つけがたく非常に美味であったのじゃ。
味は勿論のこと、さすがデザイン会社の運営の喫茶。見た目も洒落てあり、あっぱれでありまする。
ここでの注文の仕方は、各テーブルやカウンター、テラス席テーブル上に小さなQRコードがあり、スマホで読み取ると注文メニューが出でくるのでそこから注文するというからくりでございます。とても手軽で良き。
スマホをお使いにならない御人はカウンターレジでスタッフの方が対応くださるので安心してくだされ。
 

アートギャラリーとデザインストア

店内の席には様々な作家さんの作品が展示されており、アート作品を見ながら食事や遊休時間を楽しめるとのこと。なんとも心躍る空間じゃ。定期的にアート展やポップアップストアも開催されておるので要チェックでございまするぞ。
その反対側にはデザインストアがあり、洒落た小物や粋な雑貨などが並べられておる。
見ているだけでも楽しめる素敵なお店でございます。
毫もとてもかわいい小物をみつけもうした。

【CCCSCD】
所在地:岡山市北区石関町6-3
TEL:086-201-9595
営業時間:11:00〜18:00(ラストオーダー17:30)
定休日:不定休

お隣には焼き菓子店も

そしてCCCSCDの2件お隣りに焼き菓子専門のカフェスタンドも発見いたしました。ここもなんとCIFAKA殿のお店じゃった。
「シファカの焼菓子研究所」といかにも御堅い名前ではあるが、表は「STAND6-10」というスタンド風の洒落た作りのテイクアウト専門でございました。
公園のベンチに座り、岡山城や後楽園の緑を見ながら美味な焼き菓子と飲み物でのんびりまったりと過ごす時間は格別でございまする。
目の前の石山公園には木陰もたくさんある故、これからの季節にはとてもよろしゅうございます。
店舗奥の製菓ラボ「シファカの焼菓子研究所」で作ったお菓子はCIFAKA各店で販売されておるということじゃが、焼きたてが食べられるのはこのSTAND6-10だけだということでございます。
毎週土曜日の12時にはマフィン、日曜日の12時にはスコーンの焼きたてを販売しておるそうなのでわらわも秀家様と来てみとうございます。

今回はおかやま旭川遊覧クルーズとおしゃれなカフェのご紹介でござった。
これからの季節、水面を吹き抜ける風も心地よかろう。
「おかやま旭川遊覧クルーズ」で優雅に遊んでくだされ。
 
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