千本桜vs一本桜!岡山の絶景夜桜対決

岡山県内には、たくさんの桜の名所がありますが、この記事では、津山市にある津山城(鶴山公園:かくざんこうえん)の千本桜と真庭市(まにわし)にある樹齢千年といわれている一本桜の醍醐桜(だいござくら)をご紹介いたします。

写真:津山城の桜と備中櫓 2018年4月2日 14時51分
掲載日:2019年02月28日
  • ライター:船橋弘範
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1.津山城(鶴山公園)

「日本100名城」「日本さくら名所100選」に選ばれている津山市のシンボルです。本能寺の変で討死した森蘭丸の弟、森忠政が1616年に築城しました。明治の廃城令によって建造物はすべて取り壊されましたが、2005年に築城400周年を記念して備中櫓(びっちゅうやぐら)が復元。10m以上の高さを誇る石垣とともに新たな人気スポットとなっています。また、県内でも1、2を争う桜の名所として知られ、約1,000本の桜が咲き誇る景観は見事です。石垣の上から眺めるライトアップされた桜も圧巻です。

写真は「二ノ丸」から見上げた備中櫓です。2018年4月2日 16時10分撮影
備中櫓の下(二ノ丸)を東方向に向かう道です。この道を進むと本丸に到着します。
2018年4月2日 16時19分撮影

桜が満開の時期には、たくさんの方々押し寄せますが、車で行かれる方は大きな駐車場が津山城の北西に隣接する「津山文化センター」の周辺にありますので、初めての方は「津山文化センター」を目指してください。誘導員の方が誘導してくれます。
本丸に到着すると、備中櫓の内部探検や備中櫓から見下ろす桜の絶景風景を観ましょう!
写真は「御座間九畳」です。2018年4月2日 16時47分撮影
写真は「襖(ふすま)の引手金具」です。
拡大撮影しており、中の鶴丸マーク、日本航空(JAL)のロゴマークによく似ていますね。津山城は、森蘭丸の弟森忠政が、鶴山(つるやま)に築いた平山城なので、元祖鶴丸マークかな?、とライターは思いました。
備中櫓の中の柱金具や襖(ふすま)にも、鶴丸マークやハートマークがありますので、探してみてください。
2018年4月2日 16時50分撮影
備中櫓の西側・天守閣の南側から見た「二の丸」に咲く桜の絶景です。柵がありますが、高さがありますので、注意してご覧ください。
夜もライトアップされた備中櫓とともに、美しい夜桜を観ることができます。
2018年4月2日 16時55分撮影
写真は天守閣の西側から見た「夕陽と桜」です。少し雲がありましたが、美しい光芒とともに素晴らしい風景を見せてくれました。
2018年4月2日 17時48分撮影

桜の中に備中櫓と夕景の空を入れて撮影しました。右側から備中櫓まで、長局が続きますが、長局にはベンチがあり、ライトアップされた夜桜見物には良い場所です。
2018年4月2日 18時07分撮影
この撮影の前には、本丸の東側にある鐘楼(しょうろう)の横で撮影しておりました。突然、鐘が鳴りだしたので、びっくりしました。

この写真は、表鉄門周辺で撮影した写真です。この周辺には、ライトアップの光は届かないので、ぼんぼりの光で照らされており、少し暗いです。夜桜見学のお客様が次から次へと来られます。
2018年4月2日 19時22分撮影
ブルーライトアップに照らされた備中櫓と夜桜です。ライトアップは、青・緑・白と定期的に変わります。ぼんぼりも美しく、奥行き感を与えてくれます。この二の丸では、たくさんのお客様が記念撮影をされています。
2018年4月2日 19時46分撮影
ブルーにライトアップされた備中櫓です。備中櫓の上には、明るい月が昇ってきました。お城・夜桜・お月様は、似合いますね。津山城は月を愛でる名所だと思いました。
さくらまつり期間中には、鶴山公園は午後10時閉園ですので、この撮影後、夜桜を撮影しながら表門出入り口へと向かいました。
※午後10時を過ぎると園内の照明が消えます。
2018年4月2日 21時34分撮影

2.醍醐桜(だいござくら)

岡山県下一の巨木と伝えられる醍醐桜は、のどかな山里の原風景の中にあって、ただ1本だけ空に向かってそびえ立つ圧倒的な存在感を放っています。
日本名木百選にも選ばれると同時に、昭和47年(1972年)12月には岡山県の天然記念物に指定されました。

目通り7.1m、根本周囲9.2m、枝張り東西南北20m、樹高18m、種類はアズマヒガン(ヒガンザクラの一種)で、伝説によれば、元弘2年(1332年)後醍醐天皇が隠岐配流の際、この桜を見て賞賛したといわれ、この名がつきました。
樹齢は700年とも、また地元の説では1,000年ともいわれ、この見事な桜に魅せられ毎年満開の季節になると周囲が大渋滞になるほどに多くの花見客で混雑します。

※五分咲き以降開花期間中は、21時までライトアップされます。
アズマヒガンの可憐な花が咲きます。
2008年4月9日 16時18分撮影
  たくさんの人々が醍醐桜に訪れますが、醍醐桜を守る地元の方々の想いをご存知でしょうか?
 機会がありましたら、NHKアーカイブスなどで放送された「いつもと同じ春が行き ~樹齢千年 大桜の里の物語~」を見てください。この番組は名作で、毎年、桜の時期になると再放送されています。
 NHKアーカイブスの最初に「醍醐桜に向かう村人(春木さんご夫妻)の後ろ姿」が一瞬ですが出ます。醍醐桜の直ぐ横の畑を耕しながら、「この畑が醍醐桜を育てているんだよ。」と言われていた春木さんのご主人も亡くなられて、直ぐ横のお墓に眠られています。奥さんとご一緒に「手作りのこんにゃく」を販売されてた頃のお元気な姿を思い出します。
 また、開花の前には、地元の方々が大渋滞となる道路の掃除をされており、「たくさんの観光客に快適に過ごして欲しい。」というおもてなしの想いからです。
 撮影という名目で、畑の中に入ったり、畑の道を崩したりしないでください。
撮影:2017年1月25日18時25分 (ライトアップ無し)
写真提供:原野 哲也さん
 「大雪の後もあって道中は至る所でアイスバーン状態の路面。気をつけながら到着すると、桜の時期(開花時期)とは違いカメラマンはまったくおらず、凛とした世界が広がってました。桜の下で、東から昇る冬の星達をゆっくり満喫しました。」と原野さんの解説。
 上から、すばる・おうし座・オリオン座・冬の大三角など、冬の星たちが美しく輝いています。
撮影:2017年4月4日 (ライトアップ無し)
写真提供:吉永 尚さん
 「2017年は満開時期には月明かりがあり、天の川とのコラボは出来ない為、蕾の時期に訪れました。樹齢1,000年とも言われる巨木は花が咲いてなくても見応え抜群!天の川とも良く似合います。たまたま通りがかった車のライトが上手く桜を照らしてくれました。」と吉永さんの解説。

 ここの空は良いので、3月頃から8月頃まで、月明かりが少なければ、天の川が良く見えます。天の川は、英語ではミルキーウェイ(Milky Way)と言います。ミルクを流したような道に見えるのですね。雲と間違うような白い道が天に横たわります。
 最近になって知ったことですが、天の川を銀河(天の川銀河)と呼び、昔の人は天の川を銀色の河(川)と表現したそうです。確かに星の色は、銀色にも見えますね。

醍醐桜と天の川(タイムラプス)

撮影:2017年4月28日(ライトアップ無し)
映像提供:タイムラプスフォトグラファー Takashi Matsuoさん

天の川の描写・前景の醍醐桜・飛行機やゆっくりと飛ぶ人工衛星・流星など素晴らしく、天の川が動いて行く様子は圧巻です。
醍醐桜でのタイムラプスは初めて見ましたが、雲がほとんど無い良い空でしたね。薄明の空に消えてゆく天の川の描写も美しいです。
撮影:2009年4月5日 20時24分(ライトアップ無し)

醍醐桜はツボミでしたが、月と薄雲が月暈(つきがさ)を見せてくれました。

 満開前後の休日には、たくさんの方々が押し寄せ、醍醐桜近くの道路は4時間ぐらいの大渋滞となります。また、道が細いため、一方通行規制となりますので、ご注意ください。詳細は、リンク先のルートマップをご覧ください。
 私が醍醐桜に行く場合、昼間の桜を観たい時は午前8時ごろに現地に到着するようにし、ライトアップされた醍醐桜を観る時は午後5時ごろに現地に到着するようにしています。
撮影:2008年4月9日 19時20分(ライトアップあり)

天気が曇りでしたが、様子見に出かけました。五分咲き以上になったので、ライトアップを行う、との情報がありました。そのうちに、雨が降り出して、風も吹き始めました。
写真は、そのような状況の中で撮影したもので、枝がかなり揺れています。手前には、傘をさしたお二人がおられ、醍醐桜の大きさがわかります。
撮影:2009年4月9日 21時05分(ライトアップあり)

ライトアップされた醍醐桜と昇って来た明るい月です。
満開近くなった醍醐桜は、写真では表現できない美しさです。ぜひ、宝石のように美しい醍醐桜をご覧ください。
撮影:2009年4月10日 0時50分(ライトアップ無し)

醍醐桜の根元まで、木道があります。醍醐桜の根元から枝を見上げた写真です。明るい月の光に照らされて、桜の花がとても綺麗でした。
※ 木道以外の所は、醍醐桜の根を傷めますので、歩かないでください。
撮影:2014年4月14日 18時40分(ライトアップ無し)

ライトアップ前の醍醐桜と昇って来た明るい月です。桜と月も相性が良く、素晴らしい風景をみせてくれます。
満開近くなった醍醐桜は、写真では表現できない美しさです。月の下の空には、ビーナスベルトでピンク色になっています。
撮影:2014年4月23日 23時56分(ライトアップ無し)

4月下旬なので、桜の花は散っているのを承知でしたが、じっくりと撮影したいので出掛けました。それでも、少し、桜の花は残っていました。
快晴でしたので、20分露出の1枚撮りを試しました。星の色が白飛びしないで、星の個々の色が出るのがポイントです。
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