金太郎伝説をめぐる旅!岡山・勝央町で「金時祭」と坂田金時ゆかりの地を満喫

岡山県といえば、「桃太郎」伝説の地。しかし、そんな岡山県に「桃太郎」よりも「金太郎」を推す町があるのをご存知ですか?
県北東部の山あいにある、勝央町(しょうおうちょう)です。
毎年10月に開催される「金時祭」に合わせて、金太郎を知る旅へ出かけてみませんか?
掲載日:2025年09月25日
  • ライター:こばん(小林美希)
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年に一度のお祭り!熱気あふれる「金時祭」

昔話でおなじみの金太郎は、平安時代に実在した坂田金時(さかたのきんとき)という武将がモデルとされています。足柄山で生まれ育ち、源頼光に見いだされて四天王の一人として大活躍。最期は、ここ勝央町で迎えたと伝えられています。
毎年10月の最終日曜日に開催される「金時祭」は、町内外から多くの人が集まる一大イベントです。

見どころの一つは、金太郎にちなんだ華やかなパレード。2025年の特設ステージでは「ドラえもんショー」も開催されます。
郷土芸能の「金時太鼓」、伝統の「ふるさと総踊り」もあり、勝央町らしさ満点。美味しいものがたくさん並び、子ども縁日コーナーでは、射的やスーパーボールすくいも。
金太郎のパワーがもらえるような活気あふれるイベントです。

【第44回 勝央町金時祭】
開催日時:2025年10月12日(日)9:00~15:30(雨天決行)
開催場所:勝央文化ホール・図書館周辺(岡山県勝田郡勝央町勝間田211-1)

栗柄神社

金太郎のモデル、坂田金時は57歳の冬、九州へ向かう道中で重い熱病にかかり、勝央町で無念にも息を引き取ったと言われています。
村人たちはその武勇をたたえ、「倶利伽羅(くりから)権現」として手厚く祀りました。
町の中心部から看板を頼りに少し足を延ばした平地区に、坂田金時の魂が眠る「栗柄(くりから)神社」がひっそりと佇んでいます。
大きく立派な神社ではない上に、すぐそこに高速道路が走る不思議なスポットですが、どこか神聖な空気が流れています。
 
静かに手を合わせ、金時の生涯に思いを馳せてみてください。

【栗柄神社】
所在地:岡山県勝田郡勝央町平125-1

中之町公園の金太郎像

町の中心部にある「中之町公園」には、立派な金太郎像が建っています。
おなじみの腹掛けをつけ、大きなまさかりを肩に担ぐ姿は、昔話から飛び出してきたかのよう。
りりしさも優しさも感じられる表情の金太郎像はフォトスポットにぴったりです。
石畳調の旧出雲街道沿いにあり、風情があるのでぜひ散策してみてください。
旧勝田郡役所庁舎も見どころです。
水路には鯉がいましたよ。

【中之町公園】
所在地:岡山県勝田郡勝央町勝間田177

マスコットキャラクター「きんとくん」

勝央町のあちこちで出会えるのが町の公式マスコットキャラクター「きんとくん」。
金太郎をモチーフにした、まさかりを持った元気な男の子です。くりっとした瞳と赤い前掛けがチャームポイント。見かけたらぜひ一緒に写真を撮ってみてくださいね。
写真はJR勝間田駅で見つけたきんとくんです。

おかやまファーマーズマーケット・ノースヴィレッジ

北ヨーロッパの酪農と森をイメージした交流体験型農業公園「おかやまファーマーズマーケット・ノースヴィレッジ」の入口には、農産物やお土産などが購入できるローサイドマーケットがあります。
マスコットやきんとくんせんべいなど、きんとくんのお土産を発見しました!
「勝」田郡「勝」央町は「勝つ」とかけた縁起のいい地名として、「勝ブランド」が立ち上がっています。金太郎のイメージともぴったり。
金太郎ゆかりの地を巡ったら、お土産選びに立ち寄ってみてください。

【おかやまファーマーズマーケット・ノースヴィレッジ】
所在地:岡山県勝田郡勝央町岡1100
TEL:0868-38-1234
営業時間:通常 9:00~17:00
お盆期間中(8月11日~15日) 9:00~19:00
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
※12~2月は火・水曜日
駐車場:あり
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