地味?なんてとんでもない!備前市のお宝が眠る場所
遺跡&史跡の数々から、貴重な埋蔵文化財が発掘されている備前市。そんな埋蔵文化財を保護・保存し、さらに広く一般の人たちに向けて展示している重要施設が、「備前市埋蔵文化財管理センター」なのです。
しかも緋襷とゴマのかかった豪華な景色はさすがの一言。
おなじみ不老山からの出土品を展示中
約50年前に収蔵された保存容器1700箱分もの陶片を、職員さんが厳選。現在、2階のフロアに展示中です。
ちょっと遊びすぎ!ツッコミどこ満載の陶片たち
しっかり絵まで描いてしまってるモノも…
陶工さんたちも同じ器を何百、何千と作るうちに、飽きてしまった!? のか何なのか、絵の描かれた貴重な陶片も見つかっているのです。
こちらは2羽のニワトリがくっきりと描かれており、その眼光の鋭さに驚くほど。
埋蔵文化を鑑賞する時の、最高に楽しいひとときですよね。
マリオもびっくり、備前焼の土管
確かに備前焼を使うと水が長持ちしたり、美味しくなったりするので、理にかなっているワケです。
インスタ映えする大甕、企画力バツグンの職員さん
過去の備前焼まつりでは、これを背負って記念撮影をするインスタ映えイベントも行ったそう。何それ超やってみたい。
そんな個性的なアイデアを日々企画・提案しているのは、実力派の職員さんたち。企画タイトルも思わずニヤリとする攻め具合です。
募集が出たらすぐ予約して!古代鏡ワークショップ
センターでは保管している出土品や古墳の研究結果を展示・講座で紹介したり、本物の絵柄を精巧に再現した型で鏡を作るワークショップも行っているんですよ。
2018年11月14日〜12月17日は丸山古墳を学ぼう!
募集が出るとすぐ定員に達する人気イベントで、過去にはネットで話題になり、遠くは四国からお客さんが来られて、参加者全員、古墳トークで大いに盛り上がったとか。
2018年は11月14日〜12月17日に「◯◯◯◯(まるやま)古墳のすべて(ちょっとだけ)」という企画展も1階で開催。
それに合わせて鏡のワークショップも開催予定なので、公式サイトを随時チェックしてくださいね。
素人が笑い、玄人が唸る。埋文センターは備前の誇り!
備前焼まつりを始め、各種企画展・ワークショップなど、今後も目が離せません!
(写真は、葉っぱの型がくっきりとついた陶片。クリやアベマキの葉か?と言われていて、そういった植生まで分かりそうな資料になるところもまた面白いのです)