【岡山の古墳】「牛窓オリーブ園」で古墳めぐり!?あら、こんなところに石室が♪(瀬戸内市)
古墳の宝庫岡山県では「あら、こんなところに!?」という意外な場所に古墳があって心が躍ることがあります(私だけかな…)。瀬戸内市にある人気の観光地「牛窓オリーブ園」もそんなスポットのひとつです。しかも、この丘陵地に存在する古墳の総数は57基にものぼります。今回はそれらの中から、牛窓オリーブ園内で比較的容易に見学できる古墳7つを厳選してご紹介します。
- ライター
- 田中シンペイ
- 掲載日
- 2025年5月21日
目次

予備知識「横穴式石室」「群集墳」
・古代の墳墓において、棺を納めるための地下空間「玄室」に、真横から通じるトンネル状の通路「羨道(せんどう)」を設けて外部との出入りを容易にしたのが「横穴式石室」です。
・古墳時代の後期になると、墳丘そのものは規模が小さくなる半面、石室は大きな石を用いた精緻なものへと発展していきます。また、ひとつの山や丘陵に集中的に墳墓を築いて「群集墳」を形成することがあります。
・牛窓オリーブ園のある丘陵一帯に広がる「阿弥陀山古墳群(あみだやまこふんぐん)」では、これまでの調査で57基にも及ぶ古墳が確認されていて、それぞれに1号~57号まで番号が付与されています。
【大切なお知らせ】
記事で紹介するすべての古墳について、危険ですので石室の中には入らないでください。石室の見学は開口部の外から中をのぞき見る程度にとどめておきましょう。また、ロープが張られている場合は、それより中へ立ち入らないでください。安全のため、ご理解のほどよろしくお願いします。
「阿弥陀山39号墳」
それでは、実際に「牛窓オリーブ園」を訪れることを想定しながら順番に見ていきましょう!
まずは、園の入口ゲート付近にあるのが「阿弥陀山39号墳」です。案内看板の背後で小さな円墳がポッカリと口を開けていて、まるで古墳がお出迎えをしてくれているみたいです。
「阿弥陀山38号墳」
「阿弥陀山37号墳」
「阿弥陀山46号墳」
園内のおすすめスポット「赤屋根」
「阿弥陀山47号墳」
園内のおすすめスポット「ローマの丘」
「阿弥陀山55号墳」
「阿弥陀山56号墳」
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事で、これまであまり知られていなかった「牛窓オリーブ園」の一面を再発見してもらえたら幸いです。ぜひ、宝探しのつもりで古墳めぐりを楽しんでください。これから訪れる予定の方は、滞在時間に余裕をもった予定を組んで園内を散策することをおすすめします。歩き疲れたら、雄大な景色を眺めながらアイスクリームやコーヒーで休憩すると最高ですよ!
尚、今回紹介した以外にも園内には多くの古墳があるのですが、草木に覆われて撮影できないものがいくつもありました。これから草木が大きく成長する季節なので、今回紹介した古墳でも夏季には見学が困難になる可能性があります。その際は無理をせず「秋にまた来よう!」くらいの気持ちで、安全を最優先で楽しんでくださいね。
地図
- 牛窓オリーブ園
Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください