飛び入り参加OK!「備中たかはし松山踊り」で城下町が熱く盛り上がる夏の3日間
岡山県には白石踊(笠岡市)、大宮踊(真庭市)など、各地に古くから踊り継がれてきた盆踊りがあります。そのなかでも県下最大規模の盆踊りとして知られるのが、高梁市で開催される「備中たかはし松山踊り」。毎年8月14日、15日、16日の3日間、JR備中高梁駅前を会場に繰り広げられる、岡山県を代表する夏のお祭りについて紹介します。
- ライター
- toru.
- 掲載日
- 2025年7月23日
目次
踊り続けて370有余年!「備中たかはし松山踊り」とは
「備中たかはし松山踊り」は、江戸時代初期の1648年(慶安元年)に、五穀豊穣と町家の繁栄を祈って踊られたのが始まりとされています。
以来、踊り継がれること370有余年。「松山踊り(地踊り)」、「ヤトサ踊り」、「仕組(しぐみ)踊り」と、3種類の踊りが伝えられていて、松山踊り(地踊り)とヤトサ踊りはだれでも踊りの輪に参加することができます。
基本の踊り「松山踊り(地踊り)」
「松山踊り」は一番歴史のある基本の踊りで、やぐらの上で生演奏されるゆったりとしたお囃子のリズムにあわせて左回りに進んでいきます。
踊りコンテストも開催され、各連にて揃いの浴衣姿の踊り手が美しさを競います。
ノリがよく若者にも大人気!「ヤトサ踊り」
「ヤトサ踊り」は昭和初期ごろに近隣の郡部(現在の吉備中央町や高梁市成羽町)より伝わってきた比較的新しい踊りで、テンポがよく若者をはじめ多くの人に人気があります。
「ヤトサ〜コラサ〜ドショカイナ」と、軽快な合いの手を入れながら、地踊りとは反対方向(右回り)に進んでいきます。
こちらも、踊りコンテストにて各連での踊りの競演があり、毎年会場を大いに沸かせます。
武家の伝統を現代につなぐ「仕組踊り」
「仕組踊り」は武士の間で踊り継がれてきた踊りで、踊りと芝居を組み合わせたような演目が特徴的です。こちらは現在、仕組踊り保存会のかたを中心に踊り継がれています。
会場近くの高梁川では「精霊流し」も
8月15日の19時30分より、会場近くの高梁川にて精霊流しが開催されます。松山踊りの喧騒から離れた川辺にて、近隣のかたが描いた灯篭が川面に流れていく様に風情を感じます。
三輦踊札の紹介
本部にて初日(8月14日)に配布されるスタンプカードをもらい、3日間通して浴衣を着用して踊りに参加すると「三輦踊札」を手にすることができます。
お祭りの記念にもなりますので、我こそはというかたはぜひゲットしてみてくださいね。
アクセス方法
電車(JR)でのアクセス
自家用車でのアクセス
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回紹介した以外にも、お祭りの期間中は各種イベントや屋台の出展もあり、山あいの城下町は3日間大いに盛り上がります。踊りの振り付けも簡単なので、初めてのかたも気軽に踊りの輪に入ってみてくださいね。
地図
- 踊り会場
- JR備中高梁駅
- 駐車場(高梁小学校グラウンド)
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