旬は直売所にあり! 岡山の産直訪問「桃の直売所」編

岡山の夏を代表するくだものは何といっても「桃」。収穫最盛期を迎える7月~8月上旬にかけては、県内各地の直売所にずらりと桃が並びます。生産者が直接持ち込む産地の近く、収穫体験もできる観光農園、それぞれに特徴のある岡山の桃の直売所をご紹介。今年も美味しい岡山の夏の味覚を堪能してください。
掲載日:2023年07月31日
  • ライター:おか旅編集部
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山陽青空市 桃の里店(赤磐市)

フルーツ栽培が盛んな赤磐市にある、農家が直接出荷する生産者直売所。店名に「桃の里」とある通り、店の周辺にも桃畑が広がっています。山陽自動車道・山陽ICから約10分、岡山市内中心部からも20~30分の距離とあって、市外や関西方面から来店する人が多い直売所です。朝7時から営業している桃のシーズン(7・8月)は開店前からお客さんが並び、オープン直後の7:00~8:00が一番のラッシュ時間帯。1日1,000人訪れる日もあるそうで、平日でも交通整理が行われるほどです。
こちらに出荷している桃農家は約100人。6月下旬から始まる桃のリレーは品種を変えながら9月半ばまで続きます。店頭に並ぶのは、はなよめ、日川白鳳、早乙女、加納岩、白鳳、清水白桃、おかやま夢白桃、白麗、サンゴールド、白皇、黄金桃など。人気の清水白桃やおかやま夢白桃の最盛期は7月下旬頃ですが、赤磐市では様々な品種が栽培されているので、少し遅い時期が旬の桃や他では見かけないめずらしい桃に出会えることも。
見逃せないのが「訳あり桃箱」。着色不良だったりキズがあったり、熟れすぎていたりする桃が破格の値段で出荷されています。※「訳あり桃箱」は発送できません。
贈答には向かないけれど自宅用や加工用には申し分なしの目玉商品。公式Instagramではその日の出荷状況の発信も行っているのでぜひフォローしてチェックしてみて。
店内で広い面積を占める桃売り場。ずらりと並んだ箱が次々と売れていきますが、こちらでは商品が少なくなったら農家さんにグループLINEで出荷依頼。営業時間中、随時納品されるので品薄になることがほとんどありません。桃農家さんがトラックに桃を積んでやって来て、すぐに補充されます。そんな理由から、店頭ではお客さんと農家さんが顏を合わせる機会も多いそうです。
「ここは生産者と近い店なので、新鮮で食べ頃の桃がたくさん揃っていますよ」と副会長の戸田彰さん。ご自身も桃・ぶどうを栽培している果樹農家。直売所ではお客さんと直接話すこともあり、旬の品種や発送に向いている商品を聞かれることも多いとか。作り手の顔が見える生産者直売所は、美味しい桃を買えるだけでなく、農家さんとコミュニケーションも取れる必訪スポットです。
【山陽青空市 桃の里店】
住所:赤磐市下市502
TEL:086-955-7889
営業時間:7・8月/7:00~16:00、9~6月/8:00~16:00
定休日:年末年始
駐車場:普通車100台

大原観光果樹園(新見市)

標高450~500mのカルスト台地にある「大原観光果樹園」。毎年7月上旬~8月中旬(お盆頃)にかけて、入園料のみで時間無制限&食べ放題の桃狩りが楽しめます(熟した桃が少ない日は、桃狩りが中止になる場合があります。事前にお問い合わせの上おでかけください)。貸し出してくれるナイフとバケツを持ったら、食べ頃の果実を自分で収穫。たわわに実った樹の下で、その時期旬の桃が存分に味わえます。
果樹園のある小高い丘のふもとには直売所があり、出荷専用の畑で栽培された桃が購入できます。取り扱い品種は、白鳳、浅間白桃、清水白桃、おかやま夢白桃、川中島白桃、黄金桃など。全国発送も可能です。店頭にはお得な箱入りや少数パックもあり、自宅用にもぴったり。旬のくだもののほか、地元産の新鮮な野菜やお土産も販売しています。
【大原観光果樹園】
住所:新見市草間1204
TEL:0867-74-3202
桃狩り入園料:大人1,800円、小学生1,200円、幼稚園900円
※個人は予約不要(20名以上の場合は要予約)
営業時間:果樹園開園期間(7月上旬~11月下旬)の8:00~17:00
定休日:期間中なし
駐車場:普通車30台、バス10台
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