歩いてみたくなる!桜の円通寺公園

いつもとは違う桜の季節。それでも桜は咲き、私たちの気持ちを和ましてくれます。円通寺公園は、玉島地区が一望できる高台に位置し、散歩するには気持ちの良いコースです。桜が咲くころには苔のグリーンもいい色になり、桜の薄ピンクと苔と芝生のグリーンが美しいです。参道には、和歌の石碑がところどころあり、文学の道としても楽しみがあります。広い公園を歩くととてもいい運動量です。気分転換に桜道を楽しんでみませんか?
掲載日:2020年03月30日
  • ライター:高杉郁子
  • 11783 ビュー

緩やかな桜道に沿って咲く満開の桜

駐車場に車を置いて、桜に導かれるように緩やかな坂を歩いていくと見事な桜並木が続いています。例年は、多くのお花見の方でにぎわう場所です。円通寺公園の桜は、岡山市に比べて少し遅れて咲きます。丁寧に木の手入れがされているので、毎年美しく咲きます。手入れがされているからこその美しさです。

映画のワンシーンのような桜の階段

円通寺公園の桜のロケーションで私が一番好きな場所がこちらの公園入口の階段と桜です。長い階段も、桜を眺めながらだと、不思議と楽しくあっという間に登れてしまいます。夕方には、夕日と桜のコラボレーションもきれいです。

桜の間から見える玉島の街並み

高台に咲く桜の間からは、レトロな昭和モダンの面影を残す町並みと、水島コンビナートの工業地帯、古くからの港町の面影が様々な角度から見ることができます。海から吹く風は、とても気持ちいいです。

美しい桜

桜の木は手入れをしないと歳をとって傷んでいきます。こちらの桜は、とても丁寧に手入れをされているので、毎年桜も喜んで咲いているように見えます。

眺めの良い公園

お弁当を食べながら眺めたい風景です。

アナグマに遭遇!

桜並木を抜けて、さらに斜面を登る途中に、あどけない顔をしたアナグマと出会いました。山から食べ物を求めて出てきたようです。最初、ネコかタヌキと思いました。カメラのシャッター音で一目散に山に帰っていきました。

良寛さん

子供たちと手毬で夕暮れ時まで遊ぶイメージが思い浮かびますが、俳句やてまり歌の風情から「良寛さん」と親しみを込めて呼ばれるそうです。

玉島の街並み

良寛さんの銅像のところから眺める玉島の街並みは絶景です。霞がなければかなり鮮明に見えます。

文学の道

良寛さんの銅像から遊歩道沿いにいくつかの和歌の石碑があります。歩きながらつい足を止め、想像の世界が広がる楽しみもあります。

良寛さんゆかりの家

石組の庭とかやぶき屋根の荘重な釈迦が配置された境内は、良寛さんが若いころ修業したお寺として知られています。また、裏山の林の苔は、新緑の頃とても美しいです。

鳥居からの玉島の街並み

境内を抜けると国民宿舎良寛荘があります。食事をしたり、宿泊もできます。
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