岡山県北でおすすめのパン屋5選!オシャレでおいしいお店をチェック!

岡山県北(真庭市・津山市・美作市・美咲町)で味わえるパン屋さんはどれもオシャレで個性があり人柄も優しいお店ばかり!
「いいパン屋がある町はいい町」というフレーズを聞いたことがありますが、今回訪れたお店はそれに加えてどこも「いいパン屋のご主人たちはいい人たち」と言える素敵なお店ばかりでした。
ぜひお店を訪れて店主のみなさんの人柄にも触れてみてください!
掲載日:2023年08月03日
  • ライター:酒井悠
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1.まるいおやつとパンmoi (モイ)/真庭市

筆者が移住した真庭市はマルシェが盛んな地域なのですが、そのマルシェで必ずといっていいほど長蛇の列を作っていた出店者さんがありました。それが「moi」(モイ)さんのパン(ベーグル)でした。

毎回タッチの差で購入することが出来ず、初めて買えたのは移住してから10ヶ月近く経ってということを今でも覚えています。

そんな超絶大人気のmoiさん。

畑や田んぼが広がる中、突然現れるオシャレな建物がそのお店です。車の中からでも、その美味しそうなパンの香りが漂ってきます。

今回は満を持して、開店30分前に一番乗りを果たしました!
そして開店時間が迫ると、続々とパンやベーグルがオシャレな店頭に並べられていきます。

商品は店内に入って選ぶスタイルではなくて、正面のショーケースに並べられたものをカウンター越しに注文していくスタイルです。
開店と同時に正面のカウンターが開き、店主のmoiさんこと出雲井(いずもい)さんに「あれが欲しい、これください」とお伝えしていったのですが、結局ほとんど全てのラインナップを注文する「この棚全部ください」的なことになってしまいました。

ちなみに出雲井さんはショートカットが似合う、とてもオシャレで優しい方です。
ベーグルはシンプルなものから、フィリングが入ったものが種類豊富にあり、スコーンなど小麦の香りが際立つパンが印象的でした。

家でトーストすると、外はカリッと、中はもっちりした味わいで、特にベーグルとシュガーバターのパンが、ふんわり甘くてバターのリッチな味わいで個人的にお気に入りでした。
また、ショコラメロンパンも甘味が優しいおいしい味わいでした。
そしてお店の様子はというと、やはり人気店の宿命なのか一番乗りの自分が並び始めてすぐに10組弱のお客さんの行列ができていました。

営業日(木曜日と満月の日)も限られているため、購入したいと思った時にはそれ相応の準備と気合が必要になるかと思います。

【まるいおやつとパンmoi】
所在地:真庭市久世444-1
営業時間:11:30〜売り切れまで
定休日:木曜日と満月の日のみ営業

2.コウボパンとおやつ kukka(クッカ)/津山市

旧津山市立東幼稚園の園舎をリノベーションし、感性と感受性を育む空間として人気の「sense TSUYAMA」(センス ツヤマ)。

オシャレなカフェや雑貨屋さんが入る複合施設に2022年4月にオープンした「kukka」(クッカ)さん。
安心安全な材料を使用し、おいしさにこだわったマフィンや焼菓子、自家製天然酵母でパンを作っています。
店内もご覧の通り素敵な空間が広がります。店名の「kukka」は、フィンランド語で「花」を意味する言葉なので、お店の随所にそのエッセンスが伺える気がします。
「発酵バターのクロワッサン」や「クロックムッシュ」など、オシャレなラインナップに心が躍りますね。
「塩バター」、「イチジクとクリームチーズ」、「ダブルチーズ」などベーグルは種類が豊富です。

こちらのお店のベーグルも外がカリッと、中がふんわりモチモチで、いくらでも食べられそうでした。
店内のどこを切り取っても「絵になる」素敵なお店であることは間違いありません。
店内にはイートインスペースもあり、小さなお子様連れでも安心してゆっくりできる空間づくりがされています。
イートインメニューには「おまかせパンランチ」に、ドリンクやスイーツといった気分も華やぐラインナップ。

特に気に入ったのは、お店のオススメでもある「食パン」と「キャロットケーキ」。
食パンはそのままでも、小麦の香りとふんわりした甘さが際立ちびっくりしました。

キャロットケーキも、しっかりしたチーズクリームと本格的なスパイスとで、野菜臭さが全くなくて、大人から子どもまで楽しめる味だと思いました。
ベーグルやカレーパン、ドーナツ、クロックムッシュなど、オシャレかつおいしそうなパンばかり。

食材にもこだわりがあり、体にやさしいものを作られていることもあってか、罪悪感なく食べられそうです。

クロックムッシュもホワイトソースがミルキーでコクがありおいしかったです。
他にもショーケースに並ぶフルーツたくさんのタルトや大きなチョコレートケーキなどに目が奪われました。

お店の方が全員素敵&オシャレな方ばかりで、パンやケーキについて伺うととても優しく教えてくださり癒されました。

【コウボパンとおやつkukka】
所在地:津山市林田767-1 sense TSUYAMA内
営業時間:10:30〜16:30
定休日:日〜火曜日

3.PANKU(パンクー)/津山市

湯原(真庭市)や津山のパンマルシェに出店したことから気になっていた「PANKU」(パンクー)さん。

住宅が立ち並ぶ一角にある、ちっちゃな隠れ家的パンカフェで、イートインスペースもあり、ご近所さんが集う憩いの場所でもあります。
国産小麦にこだわった無添加で安心して食べられるパンを焼いており、日替りで様々なパンもいただけます。
事前に予約しておけば、曜日に関わらずお願いできるのも素敵ですね。
店内入ってすぐ正面にはショーケースがあり、ケーキのように並べられたパンの数々。惣菜パンやあんバターのパンなどありましたが、シンプルなパンが多いのが印象的でした。
店主の小林さんは「ベテランの主婦から、趣味が高じてパン教室に通いお店を開きました」と謙虚におっしゃっていましたが、一口食べるとパン作りに対する丁寧な姿勢が伝わってきました。
小さなお子様にも安心して食べてもらいたいと、津山産小麦やよつばバターなど、素材にもこだわります。

地元の方だけでなく県南にも「PANKU」ファンがいらっしゃるそうです。
購入したものは全て素朴な味わいがとてもおいしいパンでした。
シンプルでありながら、すべて小麦の種類や産地が違い、発酵の時間もパンに合わせて変えられているそうです。

「おひとりでどうやって、そんなにたくさんの種類のパンを焼けるんでしょうか?」と尋ねると、うふふと仰っていましたが、たまたまイートインスペースにいらっしゃった小林さんのご両親が「毎朝とても早くから頑張っているみたいよ」と教えてくださいました。

こういったやりとりが聞けるのも「PANKU」さんならではの雰囲気だと感じました。

【PANKU】
所在地:津山市平福542-1
TEL:0868-32-8252
営業時間:10:00〜16:00
定休日:日・月曜日、祝日

4.石窯パン 雪bolo(ユキボロ)/美咲町

「こんなところに本当にパン屋があるの?」と思ってしまうほどの山間にある「雪bolo」(ユキボロ)さん。

「道に迷うのではないか。本当にここで合っているのかな?」と山を登っていくと、突然パンの良い香りがしてきました。
緑の屋根と煙突が見えるところが「雪bolo」さんです。
まるで絵本の中に出てくる森のパン屋さんのようです。木の香りがする素敵なお店でした。
こちらはイートインスペース。買ったパンをすぐに食べられます。
そしてさらに奥に進むと扉が見えてきて、パンが並ぶ空間へと続いていきます。
自家製天然酵母を使用した石窯パンということで、こだわりが詰まっているのを感じました。生地も少し優しい酵母の香りがして、噛めば噛むほど味わい深いパンでした。クッペやグリッシーニなど、田舎ではなかなかお目にかかれないパンの種類も豊富でした。
「グラハム25」シリーズは全粒粉25%配合でサイズも割と大きめ(約15cm程度)で、「あめ色玉ねぎ」や「くるみ」といった種類があります。
フランスパンの一種でもある「リュスティック」も気になります。

お店を切り盛りするのは島田ご夫妻。2006年にこの地でお店をオープンする前は大阪で暮らしていました。「田舎暮らしがしたい、実家からも程よい距離感」ということで美咲町に移住をしたそうです。

ちなみにパンを焼くのは奥さんの担当だそうです。
週に一度しか営業されていないこともあり、たくさんのラインナップを購入しました。

美咲町の休憩所「みち停あさひ」や真庭市の「真庭あぐりガーデン」でも定期的に販売しているそうなので、直接お店に行けない方はそちらでも購入が可能です!
小麦は津山産(全粒粉)と岩手県産をパンによって使い分けています。塩はフランス産のゲランド塩と選りすぐりの材料を使い、時間と手間暇をたっぷりかけて酵母を育て、石とレンガを積み上げた窯をあたため、小麦の味がするパンを焼いているそうです。

そうしたパン作りへの丁寧な想いが、この手書きの案内からも伝わってきます。

【石窯パン 雪bolo】
所在地:美咲町江与味2639-4
TEL:0867-27-2402
営業時間:11:00〜16:00
定休日:土曜日のみ営業

5.天然酵母ぱん あいゆうわいえ/美作市

どこか懐かしさを感じさせるオシャレな店舗の「あいゆうわいえ」さんは、カフェスペースも併設しているパン屋さんです。
開店と同時に10人ぐらいがドッと入店する人気店でした。入店してから焼き上がるパンもあり、時間差で訪れる人も多くいましたが、店主の安廣ご夫妻がどのお客さんに対してもとても優しく迎え入れてくださっていたのが印象的でした。
「古代カンパーニュ」は、スペルト小麦と呼ばれる現在流通しているパン小麦の原種にあたる古代穀物を使っているそうで、こだわりが感じられます。
その他にも吉備中央町の無農薬玄米を使った「玄米和パン」、自家製素材の「有機あんずとくるみのメランジェ」など、オーガニックな雰囲気が感じられるパンが多かったです。
「美味しさ人気ナンバーワン」と謳われたクロワッサンは、その説明に違わぬ味で、焼きたてでバターの風味がしっかりと感じられました。

人気商品ではありますが、数は多くは作れないとのことで、店頭に並べられた瞬間すぐにみなさん購入されていました。
安廣さん(奥様)にパン屋さんを始めたきっかけを伺ったところ、当時(2000年代前半)は天然酵母のパンが今ほど一般的ではない時代。

「体に良いものを食べたい、作ってあげたい」という考えから、天然酵母とマクロビオティックについて猛勉強されたとのこと。

その考えのもと、お店で作っているパンは、体のことを一番に考えたものになっています。
ちなみに店名の「あいゆうわいえ」には以下の意味が込められているそうです。
●あい[愛・I]
●ゆう[優・YOU]
●わ [和・輪]
●いえ[家]

ご夫妻の話を聞いた上だと、余計にその言葉が深く響いてくる店名でした。
パンだけでなく、店主の人柄も感じられる素敵なお店でした。

【天然酵母ぱん あいゆうわいえ】
所在地:美作市湯郷323-10
TEL:0868-72-0772
営業時間:10:00〜18:00(売り切れ次第閉店)
定休日:水・木曜日
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