岡山県のご当地キャラクター紹介vol.1 矢掛町の「やかっぴー」とめぐる宿場町
岡山県内の市町村には各自治体でPR活動を行っているご当地キャラクターがたくさんおる。そのキャラクターたちと地元の観光スポットを案内する第一弾として、若者にも人気の江戸時代の宿場町の面影が色濃く残る町・矢掛町のマスコットキャラクター「やかげ観光大使 やかっぴー」をご紹介いたそう。岡山戦国武将隊の宇喜多直家の妻・おふく(円融院)と池田光政の妻・勝姫が、やかっぴーと一緒に矢掛町のスポットをまわって参った。
- ライター
- 岡山戦国武将隊
- 掲載日
- 2026年2月9日
目次
- 矢掛町ってどんな町?
- 「やかっぴー」のプロフィール
- やかっぴーと観光スポットを巡る①「道の駅山陽道やかげ宿」
- やかっぴーと観光スポットを巡る②「矢掛宿の街並み」
- やかっぴーと観光スポットを巡る③「旧矢掛本陣石井家住宅」
- やかっぴーと観光スポットを巡る④「旧矢掛脇本陣髙草家住宅」
- やかっぴーと観光スポットを巡る⑤「やかげ町家交流館」
- やかっぴーと観光スポットを巡る⑥「やかげ郷土美術館」
- やかっぴーと観光スポットを巡る⑦「茶臼山城(矢掛の中世山城)」
- やかっぴーと観光スポットを巡る⑧「猿掛城(矢掛の中世山城)」
- やかっぴーと観光スポットを巡る⑨「福武家住宅(備中地域の大庄屋の屋敷構えを今に残す旧家と高札場)」
- アクセスと駐車場
- おしまいに
- 紹介したスポットの場所(地図)
矢掛町ってどんな町?
矢掛町は岡山県南西部に位置しており、町の中心を西から東に小田川が流れ、田園風景と旧山陽道の宿場町としての歴史的な町並みが特徴の町なんじゃ。人口は約13,000人、農業を基盤にしつつ、歴史・文化を活かした観光スポットが近年注目されて、休日ともなると多くの観光客が訪れる。最近は古民家グルメの店も人気で、映えを求めてクリームソーダなどを提供するカフェや飲食店は多くの若者たちで賑わっておる。
「やかっぴー」のプロフィール
やかっぴーは山陽道の旧宿場町、矢掛町に生息する宿(しゅく)バード。矢掛町合併60周年を記念して誕生した。生まれも育ちも自然と歴史情緒あふれる・やかげ。矢掛町の町鳥である「ウグイス」をモチーフに、頭には宇内の蛍をイメージした烏帽子、お腹には町花の桜があしらわれておるんじゃ。
誕生日:2014年4月2日
性別:男の子
役職:やかげ観光大使
性格:がんばりや(ちょっとおっちょこちょい)
おしゃれポイント:ホタルのぼうし
ゆめ:「ほーほけきょ」ときれいな声で鳴くこと
やかっぴーと観光スポットを巡る①「道の駅山陽道やかげ宿」
「道の駅山陽道やかげ宿」は、いわゆる矢掛宿の玄関口ともいえる場所なんじゃ。2021年3月にオープンした比較的新しい道の駅じゃ。道の駅といっても内部には飲食店などの施設は全くない。というのも江戸時代の町並みの残る商店街(本陣通り)まで歩いてものの2~3分。町全体を道の駅の一部として楽しむというスタイルだからなんじゃ。内部には観光・物産紹介コーナーやキッズルーム、展望デッキ、トイレ、交通情報コーナー、休憩スペースなどがあり、先ずはここで情報収集するのがよかろう。
【道の駅 山陽道やかげ宿】
所在地:岡山県小田郡矢掛町矢掛1988-10
TEL:0866-63-4300
営業時間:9:00~17:00(施設内サービス)トイレや休憩スペースは24時間利用可能
駐車場:あり(普通車・大型車・EV充電用)
やかっぴーと観光スポットを巡る②「矢掛宿の街並み」
矢掛宿の町並みは、街道に面した家々が当時の面影を残しながら連続しているのが全国的にも貴重で、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されておる。江戸時代の参勤交代で大名が泊まった本陣と脇本陣が共に国の重要文化財に指定されて、2つとも現存しているのはここ矢掛宿だけなんじゃ。通りにはカフェ、土産物店、宿泊施設として再生されている建物も多く、観光地化しすぎていなくて歩いていても「生活の匂い」もちゃんと残っており、とても雰囲気の良い町並みじゃ。やかっぴーの案内で姫たちが矢掛宿の見所を巡って参った。
やかっぴーと観光スポットを巡る③「旧矢掛本陣石井家住宅」
旧矢掛本陣石井家住宅は矢掛宿を代表する施設で、国の重要文化財に指定されておる。参勤交代の大名や幕府役人などが宿泊・休憩した施設で、御成門や上段の間、蔵などが良好に残っており、内部を見学することが出来る。石井家には古文書も多く伝わっており、薩摩藩の篤姫が幕末に徳川将軍に嫁ぐ途中にここに泊まったことなども記録に残っておるんじゃ。
【矢掛本陣(旧矢掛本陣石井家住宅)】
所在地:岡山県小田郡矢掛町矢掛3079
開館時間:9:00~17:00(3月~10月)、9:00~16:00(11月~2月)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
入館料:大人(高校生以上)500円、小人(小中学生)300円
駐車場:あり
やかっぴーと観光スポットを巡る④「旧矢掛脇本陣髙草家住宅」
旧矢掛脇本陣髙草家住宅は本陣を補佐する役目を持つ施設で、最後に脇本陣を務めた髙草家は金融業で財をなし、庭瀬藩の掛屋や小田郡大庄屋を務めた。本陣から東に400mの所にある。矢掛宿では本陣に次ぐ規模を誇っており、主屋をはじめ蔵座敷、内倉、大倉、中倉、門倉など9棟が国の重要文化財に指定されておる。内部は土日に限って公開されておる。また、ここの表門は旧矢掛陣屋の陣屋門を移築したものなんじゃ。
【旧矢掛脇本陣髙草家住宅】
所在地:岡山県小田郡矢掛町矢掛1981
開館時間:土・日曜日10:00~15:00
休館日:月~金曜日
入館料:大人(高校生以上)300円、小人(小中学生)150円
駐車場:なし(観光駐車場利用)
やかっぴーと観光スポットを巡る⑤「やかげ町家交流館」
「やかげ町家交流館」は築80年を超える古民家を活かした観光交流施設で、観光案内、土産物の販売、矢掛町や町家交流館のイベント情報などを提供しておる場所じゃ。毎週日曜日の午後には様々なイベントなども開催されておる。お食事処・喫茶「やかげ茶屋」は地元産野菜などを活かしたランチが大人気で、コーヒー、デザートなども楽しむことができる(現在キッチン改修工事のためドリンク・軽食のみ。ランチ提供は2月中旬頃~)。そしてここには、やかっぴー殿のグッズがぎょうさん(たくさん)売られておるんじゃ。姫たちは可愛いやかっぴーグッズに大はしゃぎじゃ!
【やかげ町家交流館】
所在地:岡山県小田郡矢掛町矢掛2639
TEL: 0866-63-4446
開館時間:10:00~18:00
休館日:年中無休(年末年始を除く)
駐車場:あり
やかっぴーと観光スポットを巡る⑥「やかげ郷土美術館」
矢掛本陣から北に約5分歩いたところにやかげ郷土美術館がある。高くそびえる水見櫓が目印じゃ。町木の赤松を使った太い梁を生かした伝統工法による建物は、木の温もりを感じさせる空間となっておる。展示室では、田中塊堂(書家)や佐藤一章(洋画家)をはじめとする郷土出身作家の作品が主に展示されてておる。ここで外せないのが、水見櫓の展望室。螺旋階段を登ってみられるとよかろう。矢掛宿の町並みを360度見渡すことができるのじゃ。
【やかげ郷土美術館】
所在地:岡山県小田郡矢掛町矢掛3118-1
TEL:0866-82-2110
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)、年末年始、展示替え期間
入館料:一般200円、高校生以下無料、特別展はその都度設定
駐車場:あり
やかっぴーと観光スポットを巡る⑦「茶臼山城(矢掛の中世山城)」
矢掛宿から東側を見ると電波塔の立つ小高い山・茶臼山(標高約115m)が見える。ここにはなんと備中地域の中世山城のなかでも2番目の規模を持つ大きなお城があったんじゃ。山頂とその南側に延びる尾根筋一帯に広く曲輪が残り、南側の麓にはなんと600mもの水堀(一部現存、窪地の水田として堀跡がよくわかる)を巡らす大城郭であった。お城好きにとってはとても想像力を搔き立てられる魅力ある城じゃ。城内駐車場や二の丸の展望台からは東・西・南に広く展望が開け、周囲の平野や南麓の小田川、山陽道、矢掛宿などを見渡せる場所でもある。
【茶臼山城】
所在地:岡山県小田郡矢掛町東三成
茶臼山城
天正11(1583)年、猿掛城主の毛利元清は茶臼山城へと居城を移しました。ただし茶臼山城は元清の築城ではなく、元清の部将であった江木半四郞がいた城に拡張工事を加えたものともいわれています。この江木半四郞が居住した場所と伝えられるのが、現在「爺ヶ段」と呼ばれる曲輪です。同13(1585)年、元清は毛利輝元の命令で二男の宮松丸とともに安芸の桜尾城に移り、茶臼山城には城代を置いて守らせました。同15(1587)年、豊臣秀吉は九州出陣の途上で茶臼山城に立ち寄ったとされています。慶長2(1597)年7月に元清は病没し、茶臼山城及び領地の大部分は毛利輝元の直轄地となりましたが、同5(1600)年に関ヶ原の戦いで毛利氏は敗北し、茶臼山城は廃城となりました。
やかっぴーと観光スポットを巡る⑧「猿掛城(矢掛の中世山城)」
猿掛城は矢掛から総社方面に向かう小田川沿いの国道486号線を走っていると、小田川が両脇の山々によって最も狭くなった付近の南側の山にある。尾根山頂付近には遺構も残り、戦国時代の雰囲気を感じられる史跡として歴史、お城好きには知られておる。特に主郭背後の3mの土塁からの落差15mの大堀切はテンション爆上がりの遺構じゃ(堀切には設置されたロープを使い降りることができる)。登城口から山道を約1時間登るので、歩きやすい装備で登られよ。また、人気の御城印は矢掛宿の「矢掛ビジターセンター問屋」で販売されておる。
【猿掛城】
所在地:岡山県小田郡矢掛町横谷
猿掛城
猿掛城(さるかけじょう)は、矢掛町と倉敷市の境に位置する中世山城で、標高300m級の山塊から北方向に派生した、標高約 240 mの尾根先端頂部に位置しています。鎌倉時代に庄氏により築城したと伝えられ、戦国時代には三村氏、のちに毛利氏の支配下に入りました。毛利一門の中でも実戦を担う「武断派」として活躍した毛利元就の4男・穂井田元清が在城し、猿掛城を本拠の一つとして毛利氏の西国支配を支えました。天正10年(1582)の備中高松城水攻めの際には、毛利方の重要な拠点として最初の本陣がここに置かれたこともあります。「一の段」から「六の段」の6つの曲輪からなる主要部と、中腹に築かれた寺丸、太夫丸の2ヶ所の曲輪によって構成されていて、曲輪のほか、土塁、堀切、井戸跡などの遺構が良好に残り、山城の構造を今に伝えています。
やかっぴーと観光スポットを巡る⑨「福武家住宅(備中地域の大庄屋の屋敷構えを今に残す旧家と高札場)」
福武家住宅は、約1400坪(約4500㎡)の敷地面積を誇る、江戸時代後期に大庄屋を務めた福武家の屋敷で、主屋と長屋門が岡山県指定重要文化財となっている。その他の湯殿などの建物群とともに江戸時代の大庄屋屋敷の構えをよく残しておる。福武家は毛利氏の家臣・對馬守元重を祖とする旧家で、代々庄屋職をつとめていたが、天保7(1836)年に庭瀬藩板倉家領の大庄屋となり、嘉永2(1849)年に庭瀬藩の徒士小姓になったと伝えられておる。旧矢掛陣屋(三成陣屋)の建物も一部が移築されている。周囲の土塀には銃眼が設けられており、防御性をも備えた屋敷の特徴をよく示している。尚、現在内部は公開されておらぬが、外側から見ても豪壮な大庄屋の屋敷を感じることができる。この福武家住宅のすぐ近くには高札場も現存しておる。
【福武家住宅】
所在地:小田郡矢掛町横谷
アクセスと駐車場
矢掛町の宿場町の町並みまでのアクセスと駐車場を紹介する。
●電車利用の場合
①JR岡山駅から約1時間
JR岡山駅→JR清音駅(山陽本線+伯備線)約30分
井原鉄道 清音駅 → 井原鉄道 矢掛駅 約20分
※井原鉄道 矢掛駅から矢掛宿までは徒歩5〜10分
②JR新倉敷駅から約50分
JR新倉敷駅→JR倉敷駅(山陽本線)約10分
JR倉敷駅 → JR清音駅(伯備線/新見・総社方面)約15分
井原鉄道 清音駅 → 井原鉄道 矢掛駅 約20分
※井原鉄道 矢掛駅から矢掛宿までは徒歩5〜10分
●車利用の場合、山陽自動車道 玉島ICから約30分
山陽自動車道 玉島IC下車→真備・船穂方面→県道54号高梁・真備方面→国道486号井原・矢掛方面→矢掛
※ナビ設定は「道の駅山陽道やかげ宿」がよろしかろう!
●無料駐車場も充実
矢掛宿周辺には無料駐車場が完備されておりとてもありがたい。「道の駅山陽道やかげ宿」(大型車可)、「おもてなし駐車場第1・第2」(入庫後3時間無料)、「観光駐車場」(無料)、「やかげ町家交流館裏」(無料)の5ヶもある。どこも矢掛宿のメイン通りまで徒歩2~3分でとても便利じゃ。一年で一番観光客で賑わう「矢掛の宿場まつり・大名行列」時には広い臨時無料駐車場も設けられるのでマイカーで行っても困ることはないんじゃ。
おしまいに
矢掛町の観光大使でもあるマスコットキャラクターの「やかっぴー」と矢掛宿と周辺の観光スポットを巡ってきたが、矢掛はのんびり歴史情緒に浸りながら散策できるとても良き町じゃった。今回矢掛グルメは取り上げなんだが、最近は映える写真の撮れる「クリームソーダIN矢掛」や「さつまいもフェス芋旅」など人気イベントも外せぬ。宿場町の通り沿いはもとより、路地を入ったところにも洒落た古民家カフェや人気の飲食店もあるので、散策しながら探すのもよろしかろう。ぜひ矢掛宿に一度足をお運びくだされ。やかっぴーも待っておりますぞ!
紹介したスポットの場所(地図)
- 道の駅山陽道やかげ宿
- 矢掛宿(伝統的建造物群保存地区)
- 旧矢掛本陣石井家住宅
- 旧矢掛脇本陣髙草家住宅
- やかげ町家交流館
- やかげ郷土美術館
- 茶臼山城
- 茶臼山城登城口
- 茶臼山城登城口(徒歩)
- 猿掛城跡
- 猿掛城登城口
- 矢掛ビジターセンター問屋
- 福武家住宅
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