岡山ロケ地ガイドを片手に映画『とんび』のロケ地を巡ってみた!

岡山県出身の作家 重松清さんの小説が原作で、瀬戸内海に面したまちを舞台に、事故で妻を失ったヤス(阿部寛さん)と息子アキラ(北村匠海さん)の絆を、周りの人々の人情とともに描いた映画『とんび』。
この映画は、2020年11~12月の約1ヶ月間、岡山県内8自治体で撮影が行われました。今回、「岡山ロケ地ガイド」を片手に、印象的だったシーンが撮影されたスポットを巡ってきましたよ。
掲載日:2022年05月17日
  • ライター:こばん(小林美希)
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備後みゆき通り商店街 浅口市金光町大谷地区

映画の中で特に印象深い舞台が、ヤスたちが暮らす「備後みゆき通り商店街」ではないでしょうか。昭和30年代から平成・令和にかけて変化を遂げてゆく様も見どころのひとつ。
ロケ地となったのは岡山県浅口市金光町大谷地区。金光教本部の門前町で、古き良き街並みが今も残っています。こちらの写真はふだんの門前町の様子です。
映画公開期間中は、セットの一部を使って、映画に出てくる「備後みゆき通り商店街」のようになっています。ひとつ前の写真とほぼ同じ場所から撮影してみました。
祭りのシーンで登場した吹き流しも登場しています。実はこの吹き流しは、旧暦の七夕(8月)に実際に大谷地区で毎年飾り付けされているもの。
映画『とんび』の中で主人公のヤスが通っていた「小料理夕なぎ」は、普段は「大谷みかげスクエア」というキッチン付きのレンタルスペースです。
映画公開期間中は、出店希望者を募り、セットの一部を使って「小料理夕なぎ」の世界観を堪能できる場となっています。
営業日は「大谷みかげスクエア」の公式サイトをご覧ください。
記念撮影にぴったりのフォトスポットが誕生していますよ。
映画公開期間中、映画の資料を見ることができる大谷『とんび』展も開催されています。

金毘羅大権現 笠岡市金浦地区

ヤスとアキラが住む一軒家がある街並みが撮影されたのが、笠岡市金浦地区。こちらも暮らしの雰囲気が心地よい、昔ながらの街並みです。
ヤスがいつも拝んでいた「金毘羅大権現」もありました。時折、橋を電車が通っていきます。

八幡神社(はちまんじんじゃ・倉敷市)

倉敷市呼松にある八幡神社は、生まれて間もないアキラがお宮参りに訪れた神社です。
ヤスがまだ赤ちゃんのアキラを高い高いしていたシーンと覚えている方も多いのではないでしょうか。
水島コンビナートを見わたす丘の上にありました。静かな場所です。

海蔵寺(かいぞうじ・倉敷市)

ヤスとアキラを身ごもったみさこがお墓参りをするシーンは、倉敷市玉島黒崎の海蔵寺で撮影されました。天台宗のお寺です。
映画を見て「見晴らしのいいお寺! 行ってみたい」と思っていたら、「岡山ロケ地ガイド」に載っていました。
階段をのぼると、映画で見かけた瀬戸内海の風景が見わたせます。

浮橋(ドラム缶橋)(倉敷市)

映画でヤスがアキラを自転車に乗せて渡る浮橋(ドラム缶橋)は倉敷市玉島にあります。
今でも日常的に住民の方たちが利用する橋です。名前の通りぷかぷか揺れるのかと思いきや、安定感があり揺れませんでした。
一度わたってみてください。

柳青院(りゅうしょういん・備前市)

ヤスを見守る住職の海雲と、息子・照雲の寺「薬師院」として登場したのが備前市の柳青院。天台宗のお寺です。美しい木造の造りはぜひ間近で見てほしいです。
遠くに穏やかな瀬戸内海を見ることができます。

柵原ふれあい鉱山公園(美咲町)

ヤスが働く「瀬戸内通運」の列車のシーンは、美咲町の柵原ふれあい鉱山公園で撮影されました。機関車も実際に走らせての撮影だったようです!
柵原ふれあい鉱山公園は、鉱山の街だったころ活躍していた片上鉄道の吉ケ原駅舎と操車場のあった場所に作られ、車両や線路が保存されています。線路に降りて自由に写真撮影をすることも可能です。
昭和30年頃の鉱山の様子や鉱山町の暮らしぶりを再現した資料館もあります。中には映画『とんび』の資料もありました。
映画『とんび』のロケ地は、昔ながらの歴史ある個性的な街でした。ぜひガイドブックを手に、岡山県内各地をめぐってみてくださいね。
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