岡山県の椿の花が楽しめるスポット5選(見頃:2月末~4月)
桜より一足早く、冬から春にかけて季節の訪れを感じさせてくれる高貴な花、椿。
岡山県内で椿の花が楽しめるスポットを紹介します。
椿の種類や場所により見頃時期が異なるため、例年の見頃時期も併せて記載しているので参考にしてください。
今年(2025年)は冷え込んだこともあってか、全体的に遅めの開花になっている場所が多いようです。
- ライター
- こばん(小林美希)
- 掲載日
- 2025年3月5日
目次

1.和気神社(和気町)|見頃:1月中旬~3月下旬
春には有名な「藤まつり」が開催される「藤公園」の近くにある神社なので、その頃にお参りに行く人が多いかもしれませんが、椿の季節も美しくておすすめです。
参道には「太郎冠者」のほか、「侘助」も見られました。
本殿のまわりよりも近くで鑑賞することができます。
写真は2025年3月1日に撮影したものです。
咲き始めの木が多く、これからさらに美しく咲きそうな様子でした。例年、3月中は楽しめるとのことです。
2.夢二生家記念館の夢二の椿(瀬戸内市)|見頃:3月
大正ロマンの世界を描いた詩画人で、美人画でも有名な竹久夢二は、瀬戸内市邑久町出身です。
16歳まで過ごした茅葺の生家は「夢二生家記念館」として公開されており、見学することができます。
夢二の少年時代を描いた有名な作品が、こちらの『童子(どうじ)』。
椿の木を囲んで、姉や友人と輪になって遊んでいます。見ていると童心にかえるように心がほっこりする作品です。
2025年3月1日に訪れたときには、まだつぼみは固い状態でしたが、これから開花していく予定とのことです。
4月にかけて、竹久夢二ゆかりの椿の花が見られるかもしれません。
椿をモチーフにした文房具やハンカチなどもありました。
さすが日本の「かわいい」文化の原点ともいわれる夢二デザイン。はかなく美しく、懐かしさとときめきが詰まっており、令和の時代においてもファンが多いことに納得です。
「椿茶房」では竹久夢二の作品をイメージして考案したという和菓子や抹茶を味わうこともできます。
3.大飛島(笠岡市)|見頃:2月~3月
外周をぐるりと約4km、「ハチマキ道路」という道が通っており、歩いてみると真っ赤な花とたくさん出会えるでしょう。
椿の写真は2023年3月1日に撮影したものです。
椿の実を搾った椿油が島の特産品です。すべて手作業で、非加熱、無添加で作る人気商品。
笠岡市内の「道の駅笠岡ベイファーム」や土産物屋「Harevaja(はればーじゃ)」で購入することができます。
4.旧閑谷学校(備前市)|見頃:3月下旬~4月上旬
椿山の写真は公益財団法人特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会様よりご提供いただきました。
私も見頃になったら、自分の目で見に行きたいです。
5.圀勝寺(矢掛町)|見頃:4月上旬~中旬
矢掛町にある「圀勝寺」の境内には、高さ約8m、樹齢350年を超えるといわれる大きな椿の木があります。
4月上旬~中旬にかけて、真っ赤な八重の花をつけ、落ちた花がまるで絨毯のようになり、その美しさを写真に収めようと多くの方たちが訪れます。
写真は2019年4月17日に撮影しました。
おわりに
岡山県内には、冬から春にかけて美しい椿が楽しめるスポットが点在しています。
それぞれ異なる風景や歴史とともに、椿の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。
今年の開花状況をチェックしながら、お出かけの計画を立ててみてください。
地図
- 和氣神社(和気神社)
- 夢二郷土美術館 夢二生家記念館・少年山荘
- 飛島(大飛島・小飛島)
- 旧閑谷学校
- 圀勝寺
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